はじめに
ポーラスコンクリートブロック「Porous(多孔質)」は、粗骨材と細骨材をセメントペーストで連結させ、硬化体内に水や空気を自由に通す均質な連続空隙を保持させているコンクリートで、美しい山河を守る災害復旧基本方針の「護岸工法設計流速関係表(C表)」に記載されている多自然川づくりのブロック製品です。
特 徴
1.植生機能
内部に連続空間があるため、自然堆積した土壌又は中詰め土砂に飛来した植物類が発芽する。
2.透水機能
多孔質(透水係数0.01cm/s~1cm/s)なため、周辺の水辺環境との連続性を確保する。
3.生物生息機能
多孔質で空隙率が大きく、微生物や小さな生物の生息空間となる。
4.景観機能
表面がザラザラとしたテクスチャーを確保するとともに、陰影を造りだすため明度を下げる効果がある。
5.保水機能
空隙内に水分を滞留させることによる保水機能を有する。
6.浄化機能
連続空隙のため、汚濁物が空隙に沈澱するとともに微生物により分解吸収して水を浄化する。(礫間接触酸化法)
7.吸音機能
多孔質材料の空隙を音が伝播すると音のエネルギーが消費され、吸音効果が生じる。
内部に連続空間があるため、自然堆積した土壌又は中詰め土砂に飛来した植物類が発芽する。
2.透水機能
多孔質(透水係数0.01cm/s~1cm/s)なため、周辺の水辺環境との連続性を確保する。
3.生物生息機能
多孔質で空隙率が大きく、微生物や小さな生物の生息空間となる。
4.景観機能
表面がザラザラとしたテクスチャーを確保するとともに、陰影を造りだすため明度を下げる効果がある。
5.保水機能
空隙内に水分を滞留させることによる保水機能を有する。
6.浄化機能
連続空隙のため、汚濁物が空隙に沈澱するとともに微生物により分解吸収して水を浄化する。(礫間接触酸化法)
7.吸音機能
多孔質材料の空隙を音が伝播すると音のエネルギーが消費され、吸音効果が生じる。
本体規格図(500型 L1000×H500×W500)
ポーラスコンクリート河川護岸の構造仕様
護岸タイプ | 強 度 | 空隙率 | 摘要セグメント |
---|---|---|---|
強度重視護岸タイプ | 18N/mm²以上 | 18%±3% | M~2 |
護岸工法設計流速関係表(C表抜粋)
(国土交通省「美しい山河を守る災害復旧基本方針」より)
護岸の法勾配が1:1.5より急な場合に摘要する工法例
(他工法等の施工実績を踏まえ、今後見直していくものとする。)
(他工法等の施工実績を踏まえ、今後見直していくものとする。)
セグメント(流程区分) | 復旧工法例 | 設計流速 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山間地河道 | 谷底平野 扇状地河道 | 自然堤防帯 三角州 | 素 材 | 構 造 | 工 法 | (m/s) | |||||||||
コ ン ク リ ー ト 系 | コンクリート ブロック(練積) | 9 | コンクリート ブロック練積 | 4~8 | |||||||||||
10 | ポーラスコンクリート ブロック練積 | 4~8 | |||||||||||||
コンクリート ブロック(空積) | 11 | コンクリート ブロック空積 | 5 | ||||||||||||
12 | ポーラスコンクリート ブロック空積 | 5 |
※上表の適用範囲は目安であるため、設計流速に適用できる合理的な工法は積極的に採用して良い。
※復旧工法の留意事項を十分考慮し、工法を選定する。
※復旧工法の留意事項を十分考慮し、工法を選定する。